4344813545大人は愛を語れない (幻冬舎ルチル文庫)
崎谷はるひ/ヤマダサクラコ
幻冬舎コミックス 2008-06-16

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居酒屋・宮本元(みやもとはじめ)×大学生・湯田直海(ゆだなおみ)

世間について達観してしまったオヤジ×役者という夢目指して猪突猛進の若者、という組み合わせです。自分が見失っているモノを相手に見つけて大事に思うようになりますが、宮本はそこで逃亡。でも直海のちょっとやそっとじゃ諦めない粘りが勝って、10年も関係が続きます。ラストに宮本のぼろ泣きが見れたから、直海も怪我した元はとれたのではないでしょうか。

現在(プロローグ)→過去(本編)→現在(エピローグ、短編)という構成で、現在部分は既刊「絵になる大人になれなくても 」とリンクしているそうです。テンポよく進み、直海の前向きな姿勢はとても私好みです。でもなんか気になる…。
「韋駄天」という店の名前や中垣、律という名前にめちゃくちゃ見覚えがあるんです。でも既刊の主人公は名前が違うし、なんで?と思って検索したらなんと、中垣×律の話「その指さえも 」が6年も前に他社から出版されていて、しかも既読でした。どうりで見覚えがあるはずです。
そちらも面白かった記憶はあるのですが、細かいことはあやふやなので、もう一度縁があったら読んでみたいですね。
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