酔っぱらったらものにしろ (SHYノベルス)
会社員・伍代耕陽(ごだいこうよう)×会社員・野々村瞬(ののむらしゅん)

《感想》

受け攻めどっちが酔うのかと思ったら、受けの野々村でした。酔っ払い方が最高で、いっそ気持ちいいぐらい弾けてます。一生に一度、これくらいのヤンチャをしてみたいと思わないこともないこともないことも…エンドレスループ(笑)。

私は飲んで記憶をなくしたことがないのですが、野々村の場合は「伝説」の酔っ払いです。自分でも自覚してるので、会社に入ってからは記憶をなくす前に失くした振りをしてほどほどに弾けることで、それ以上飲まされない様に予防線を張ってちゃんと自己防衛していました。

それが、野々村を狙う会社の先輩の罠に引っ掛かり飲まされてしまって、さぁ大変(笑)。見事な暴れっぷりを披露します。無事に伍代が助けに来てくれるのですが、実のところ伍代に助けられたのは先輩でした…。

他にもイトコなど、一癖も二癖もありそうな脇役がいっぱい。この作家さん、人の言うことをまったく聞かない登場人物が多いですねぇ。本作の主役カップルは違いますが、続編がもしあるなら、きっとその方々が主役でしょう。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)好き、好き、好きだぞ、好きだぞ―と言って、酔っぱらった野々村が抱きついたのは、同期で同じ営業の伍代だった。酒乱の野々村は、伍代のマンションに泊まっては、キスを浴びせ、愛の告白をしていたが、怜悧な伍代の表情はいつもと変わらなかった。伍代は、キスまでは受け入れるが、それ以上は、酔っぱらいの戯言と拒んでしまうのだ。伍代に焦れた野々村は、ある日、寝込みの伍代に迫り、強引に押し切ろうとするが…。
(Amazon「内容紹介」より)

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