秘書とシュレディンガーの猫 (SHYノベルス)
金融業社長・舘芳隆(たちよしたか)×実業家秘書・雨宮典(あめみやのり)
※シリーズ連作です。前作感想はこちら→「犬ほど素敵な商売はない」「獅子は獲物に手懐けられる」
《感想》
ペットラバーズシリーズの第3弾です。今まで1勝1敗の本シリーズ、今回はどうでしょうか?!
結果から言うと、いやぁ面白かったです。秘書はツンデレで可愛いし、ごーまん自己中男は愛に目覚めるし、オーナーもちらっと登場するし。
シュレディンガーの正体は、皆さん書かれているように途中で解るため謎解き要素は少なめ。でもこの作品をミステリ本として読んでいるわけではないので、問題ありませんね。
ちなみに、タイトルの元になった「シュレディンガーの猫」とは、量子論に関する思考実験だそうです。一言でいうなら…なんて私にはとても無理なので(笑)、詳しく知りたい人は、ウィキペディアの項目を参照してください。
次回はオーナー話の予定とのこと、ペットは珍獣でしょうか。意外とノーマルに、いっぱい居るけど人に慣れずちゅんちゅんと囀る「すずめ」なんてどうでしょう。
秘書とシュレディンガーの猫 (SHYノベルス)
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榎田尤利/志水ゆき
大洋図書 2008-12-22
大洋図書 2008-12-22