秘書とシュレディンガーの猫 (SHYノベルス)
金融業社長・舘芳隆(たちよしたか)×実業家秘書・雨宮典(あめみやのり)
※シリーズ連作です。前作感想はこちら→「犬ほど素敵な商売はない」「獅子は獲物に手懐けられる

《感想》

ペットラバーズシリーズの第3弾です。今まで1勝1敗の本シリーズ、今回はどうでしょうか?!

結果から言うと、いやぁ面白かったです。秘書はツンデレで可愛いし、ごーまん自己中男は愛に目覚めるし、オーナーもちらっと登場するし。

シュレディンガーの正体は、皆さん書かれているように途中で解るため謎解き要素は少なめ。でもこの作品をミステリ本として読んでいるわけではないので、問題ありませんね。

ちなみに、タイトルの元になった「シュレディンガーの猫」とは、量子論に関する思考実験だそうです。一言でいうなら…なんて私にはとても無理なので(笑)、詳しく知りたい人は、ウィキペディアの項目を参照してください。

次回はオーナー話の予定とのこと、ペットは珍獣でしょうか。意外とノーマルに、いっぱい居るけど人に慣れずちゅんちゅんと囀る「すずめ」なんてどうでしょう。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)シュレディンガーを正しく指摘したひとりに全財産を相続させる―亡き祖父の遺言を聞くため古い屋敷を訪ねた舘を待っていたのは、風変わりな猫探しの遺言と初めて会う従兄弟、それに祖父の美しい個人秘書、雨宮だった。金と権力を信じる舘は、遺言の内容にうんざりしながらも屋敷に滞在することを決める。一方、雨宮は初めて会ったときから、舘のことが嫌いだった。それなのに、舘の挑発に乗ってしまい…!?甘くてほろ苦い大人の恋。
(Amazon「内容」より)

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