ダークサイドを歩け (幻冬舎ルチル文庫)
清和会若頭・初芝慎吾(はつしばしんご)×探偵・香西五月(かさいさつき)

《感想》

先日読んだ「交渉人シリーズ」のように、元刑事(又は検事)の探偵が主人公の場合、お相手はヤクザ幹部というのはBL界のお約束です。

本作もこのパターンなのですが、初芝があまりヤクザらしくありません。舎弟とか組の人間がほとんど出てこないし、ダークなお仕事をしているシーンも皆無です。Hしているときに自分の状態を正直に口にするのも、シリアスな作品としては珍しいと思います。

内容は、香西が探偵としての仕事をきっかけに、過去の因縁(慕う先輩を少年に殺される)を乗り越えるまでです。ラブラブえろえろとは程遠いですが、読後は悪くありませんでした。続編は明日。

 あらすじ(PCはマウスを乗せると表示)香西五月は4年前、先輩が自分を庇って刺殺されたのをきっかけに刑事を退職して、今は私立探偵をしている。清和会の若頭・初芝慎吾と身体の関係を続けている香西だが、犯罪者への憎悪を拭いきれず、初芝に対しても複雑な思いを抱いていた。ある日、家出した高校生・悠を連れ戻す依頼を受けた香西は、先輩を刺した青年の所在を偶然知るが…。
(Amazon「内容」より)

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